愛宕公民館 郷土の歴史再発見「伊勢国府跡」

img021

 

伊勢国府跡(三重県鈴鹿市広瀬町)発掘調査において政庁北側の方格街区(地割)で大型瓦葺建物跡が確認され、11月14日現地公開されました。以前の調査で建物が存在することは確認されていましたが、今回の調査で東西14m、南北23mの南北に細長い建物が確認されました。建物の基壇、礎石は失われていましたが、掘込地業(ほりこみちぎょう 地盤改良)が行われています。伊勢国府は、政庁の南側ではなく北側に方格街区、南北大路があり、瓦葺建物が建ち並んでいます。この謎の解明は今後の課題です。 (令和2年11月14日 愛宕公民館)

①②③④1-1

 

 

1-2DSCN7642

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平成30年9月11日愛宕公民館歴史講座②「郷土の歴史再発見」を開催しました。講師:鈴鹿市考古博物館 藤原秀樹さん。伊勢国府を中心に最近の発掘調査で新しく分ってきたことを解説していただきました。伊勢国府跡(三重県鈴鹿市広瀬町)では、政庁の正殿・後殿の基壇が1mほどの高まりとして残っており、全国的にみても、これほど残りのよい政庁跡はありません。政庁北側の方格地割の南北大路は、その溝が最近の発掘調査で政庁近くまで延びていることが確認されました。政庁跡では、重圏文軒丸瓦や重廓文軒平瓦が出土しています。(昭和30年9月11日 愛宕公民館)

img022IMG_0050IMG_0035

2020年11月14日 | カテゴリー :