歴史講座 高田本山専修寺めぐり

高田本山専修寺(せんじゅじ)は、三重県最大の仏教寺院で、広大な境内には多くの建造物が建ち並んでいます。御影堂(みえいどう)と如来堂は国の重要文化財に指定されていましたが、平成25年に新たに山門、唐門、通天橋(つうてんきょう)、太鼓門、御廟拝堂、御廟唐門及び透塀(すきべい)、鐘楼、茶所、大玄関、対面所、賜春館(ししゅんかん)など11棟の建造物が国の重要文化財に指定されました。専修寺の建造物はいずれも規模雄大で、優れた意匠をもっています。本山寺院にふさわしい格式をもつ壮大な伽藍を創出しています。中でも御影堂は、地方寺院としては最大規模を誇り、江戸時代の優れた寺院建築です。10月2日愛宕公民館歴史講座として、15名が環濠に囲まれた寺内町(じないちょう)と本山の各建物を見て回りました。大玄関、御対面所、賜春館の特別拝観も行いました。(平成28年10月2日)

Takada Honzan Senjuji Tempe,head temple of Shinshu Takada-ha(the Shinshu Takada sect of the Jodo Shinshu Buddhist school). It is the largest Buddhist temple in Mie Prefecture. 

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伊勢国府跡を紹介しています!

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平成28年7月1日~7月15日愛宕公民館エントランスで伊勢国府跡発掘調査の写真展示を行っています。7月8日は鈴鹿市考古博物館にお願いして歴史講座「伊勢国府と伊勢国分寺」を開催します。

 

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旧海軍・陸軍飛行場の掩体壕

近澤さん作図の掩体

近澤さん作図の掩体

空中写真に写る掩体壕

空中写真に写る掩体壕

 

鈴鹿市の戦争遺跡展示を開催したところ、展示写真を見学しに来た人から飛行場に設置されていた掩体壕の話を聞くことができました。鈴鹿海軍航空基地海軍航空廠で一式陸上攻撃機の整備をしていた近澤秋男さん(亀山市在住)です。飛行場の隅に戦後も残されていた掩体壕を思い出しながら図に描いていただきました。昭和22年の米軍撮影の空中写真には、描いていただいた図と同様のコ型の掩体壕跡が写っています。陸運飛行場の誘導路に現在も残る掩体壕は馬蹄形ですが、海軍はコ型の形状だったようです。

平成28年5月29日歴史講座戦争遺跡受講者と一緒に掩体壕を見て回りました。陸軍秘匿飛行場の土製掩体壕(四日市市水沢野田町地内)と陸軍北伊勢飛行場のコンクリート製掩体壕(鈴鹿市三畑町地内)の現地確認を行いました。(平成28年5月30日)

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旧陸軍秘匿飛行場は東西南北十文字の滑走路だったことが航空写真から分っています。滑走路の東西は、長瀬神社駐車場付近から鈴鹿市農村環境改善センターまであったようです。農村環境改善センターの近くに掩体壕(鈴鹿市追分町地内)が残存しているとのことで、現地を確認しました。道路で分断されていますが、よく形状が残っています。(平成28年6月18日)

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鈴鹿市の戦争遺跡 <残存施設写真展示・戦争遺跡講演会>

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鈴鹿市には、70年前に大規模な軍施設がたくさんありました。滑走路が2本もあった「鈴鹿海軍航空基地」、現在は近代的工場や大規模商業施設が立地している「鈴鹿海軍工廠」、長沢町近くに作られ東西南北十文字の滑走路の幅が100m近くもあった「陸軍秘匿飛行場」などです。

鈴鹿市にかつてあったこれらの大規模軍施設を知る人は少なくなってきました。今も鈴鹿市内(一部亀山市内)に残る軍関係施設を撮影した写真・資料を展示します。平和の大切さを伝える遺産として考えてみませんか。

【展示期間】平成28年5月9日(月)~5月20日(金)【展示場所】愛宕公民館エントランス 

IMG_0006IMG_0008【展示内容】・鈴鹿海軍航空基地施設位置図 ・鈴鹿海軍航空基地跡の航空写真 ・鈴鹿海軍航空基地現存誘導路(掩体道) ・鈴鹿海軍航空基地滑走路排水路跡  ・鈴鹿海軍工廠残存施設 ・鈴鹿海軍工廠施設位置図 ・鈴鹿海軍工廠疎開地下工場跡(亀山市関町) ・北伊勢陸軍飛行場コンクリート製掩体 ・陸軍秘匿飛行場土製掩体(掩体壕)など52点    今回は特に、飛行場の戦闘機を米軍の爆撃から避難させるための誘導路跡や戦闘機や爆撃機を隠した掩体(えんたい)跡、英語併記の海軍工廠施設図など珍しい写真・資料を展示しました。

【講演会開催】平成28年5月15日(日)午後1時30分から浅尾悟(白子中学校教諭)さんを講師として鈴鹿市の戦争遺跡について講演会を開催しました。白子海軍航空基地について、詳しい説明がありました。会場では白子海軍航空基地の掩体の位置を示した配置図を会場に掲示していただき、現況では分らなくなっている誘導路(掩体道)や掩体壕の位置などがあきらかになりました。貴重な関係資料の展示もあり、次世代に伝えるべき内容の講座でした。

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王塚古墳・アイナシ・白江野用水水源地をたずねて<1>

愛宕公民館では平成28年度から「歴史講座」を新しく開講します。平成28年4月14日愛宕公民館の地域歴史学習として、史跡、天然記念物樹木などを健康ウォーキングを兼ねて巡りました。

王塚古墳 鈴鹿市国府町の西の鈴鹿川右岸の台地にある国指定史跡の雄大な前方後円墳です。古墳の周囲に空堀があり、その外周に土手がめぐっており、畿内の天皇陵に近い型式です。前方部は高く幅も広い形式で古墳時代後期のものとされ、くびれ部に「造り出し」が認められます。墳丘から埴輪は確認されていません。北東部に陪塚(ばいちょう)の小円墳が一基あります。後円部頂上や前方部に盗掘坑があります。ヤマトタケルの陵墓とする伝承があります。

西の野5号古墳  王塚の南50m市道東側に小さな前方後円墳があり、周溝に囲まれ5基の陪塚(ばいちょう)があります。前方部が低く後円部より幅が狭いので王塚古墳より古く5世紀中期のこの地の豪族の墳墓と言われています。

国府城跡  国府小学校の西に段丘状に突き出した台地にあり、現況は畑地です。関5家(亀山・鹿伏兎・峰・神戸・国府)国府氏の城跡で、羽柴秀吉軍(蒲生氏郷)に攻められ落城しました。

府南寺のアイナシ  府南寺はかつての伊勢国府の南(現在の国府団地入口の台地付近)にあったとの伝承があります。アイナシは植物学上非常に珍しく県の天然記念物に指定されています。4月に純白の花が一斉に開花します。今回は満開の時期が過ぎていました。

・八百姫(やおひめ)古墳群  鈴鹿市国府町から平野町の間に6基の古墳があります。

・白江野用水水源地・取水ゲート  明治14年から15年の難工事で完成させた農業用かんがい水路です。鈴鹿川堤防下の湧水池(水源地)の水を葉山川に流し、葉山川下流に白江野用水取水ゲートがあります。