鈴鹿の歴史・文化再発見

活動内容

三重県鈴鹿の食文化<郷土料理>

三重県は南北に長く、伊勢湾や熊野灘に面して気候は温暖で豊富な農林水産物と食文化があります。三重県鈴鹿市に昔から伝わる郷土料理として「がらがら」と「いばら餅」を紹介します。「がらがら」は鈴鹿市下大久保町や四日市市鹿間町に伝わる郷土料理です。

がらがらは、昔から伝わるダイコンの郷土料理です。法事などの人寄りの時に作られます。がらがらを作るときにダイコンをおろすための専用の「おろし器」を使用します。

がらがら1-1がらがら2-2がらがら3-3がらがら4がらがらおろし器

 

 

 

 

 

 

鈴鹿市や亀山市では、農作業の野上がりの時などには「いばら餅」や「かしわ飯(とり飯)」が食べられました。いばら餅は、山の斜面などに自生しているイバラの葉を使います。小麦粉で作った生地を手のひらで伸ばし、中にあんこを入れて丸く包み込み、イバラの葉で挟み込みます。蒸し器で葉の色が茶色になるまで蒸しあげます。鈴鹿では「いばら餅」と言いますが、亀山地方では「どっかん餅」とも言います。

いばら餅(どっかん餅)

いばら餅(どっかん餅)

かしわ飯(とり飯)

かしわ飯(とり飯)

伊勢街道に残る街道遺産<1>

鈴鹿市神戸(かんべ)見附け跡から津市上浜町伊勢別街道追分まで

伊勢街道は、日永の追分(三重県四日市市)から東海道から分岐して、伊勢湾沿いに南下し伊勢へと至る街道で、江戸時代は東海道に次いで交通量の多い街道でした。伊勢街道のような歴史的街道には、有形無形の様々な歴史的遺産(街道遺産)が残されています。

道路元票(鈴鹿市神戸2丁目)

道路元票(鈴鹿市神戸2丁目)

神社仏閣、道標、常夜灯、地蔵、山の神、格子のある伝統的な表構えの家、古木、伝統工芸(伊勢型紙、鈴鹿墨など)、民族芸能(唐人踊り、獅子舞など)、街道名物(餅菓子など)、民謡・言い伝えなど貴重な文化遺産に触れることができます。伊勢参宮街道は曲がり角が多いため、道に迷わないための道標が建てられ、数多く残されています。

街道沿いの町並みでは、連子格子・切子格子、出格子・平格子、虫籠窓、袖壁、持送りなど日本家屋の伝統的建築技術を見ることができます。江島・白子・寺家の家並みには、連子格子切子格子(きりこごうし、親子格子とも呼ばれる)の家が多く見られます。この地域の切子格子は、親2本、子2本(切子2本)が多いようです。

街道が二つに分かれる場所を追分(おいわけ)といいます。白子から磯山を通り河芸町にはいると、「伊勢街道」と「巡礼道」の追分に甕釜冠地蔵堂(三重県津市河芸町東千里)があります。津市栗真町屋町で伊勢街道と巡礼道が合流し、常夜灯、道標、松の古木が残る追分となっています。巡礼道は、下街道、浜街道とも呼ばれ伊勢街道より古い街道とも言われています。

津市河芸町上野の旧上野宿の西側台地上に伊勢上野城跡があります。崖のような本丸土塁など中世城郭の形をよく残した史跡です。

津市上浜町「江戸橋」西詰めは、伊勢街道と「伊勢別街道」の追分で、常夜灯と道標が残っています。  愛宕公民館では、今後、伊勢街道歴史ウオークを計画してみます。