伊勢地方真宗発祥の地「本山兼帯所」

三重県鈴鹿市三日市町に真宗高田派6寺院のいらかが見えます。伊勢地方真宗発祥の地で、真宗高田派本山兼帯所如来寺・太子寺を中心にして良珠院、常超院、寿福院、摂取院が整然と並んでいます。兼帯所(けんたいしょ)とは、本山直轄寺院という意味で、本山法主が住職を兼帯する(かねる)ところから名付けられ、一般末寺とは寺格が違っていました。津市一身田の高田派本山専修寺(室町中期建立)より古い伊勢地方真宗発祥の地です。真宗高田の念仏道場は、如来堂・太子堂が並列しているのが古い形態で、三日市はそれをよく残していると言われています。(平成28年1月17日)

如来寺太子寺兼帯所