三重県鈴鹿市内には、樹容に風格があり郷土の名木として地域の人々に親しまれている巨木・古木がたくさんあります。国・県・市の天然記念物に指定されている古木もあります。
①地蔵大松
①地蔵大松:<県天>鈴鹿市南玉垣町 ②阿自賀神社(あじかじんじゃ)のスダジイ:鈴鹿市安塚町 スダジイは一般的に椎(しい)の木です。果実はドングリです。 ③寿福院の真拍(しんぱく):鈴鹿市三日市2丁目 真宗高田派兼帯所の一坊の寿福院境内にあります。 ④寿福院の椨の木(たぶのき):鈴鹿市三日市2丁目 ⑤飯野神社の大楠:鈴鹿市三日市2丁目 ⑥大木神社の椎の森:<市天>鈴鹿市石薬師町 ⑦石薬師の蒲ザクラ(かばざくら):<県天>鈴鹿市上野町 ⑧宗英寺のイチョウ:<県天>亀山市南野町 ⑨野村一里塚の椋(むく)の木:<国史跡>亀山市野村町 ⑩川俣神社のスダジイ:<県天>鈴鹿市庄野町 ⑪椋本(むくもと)の大ムク:<国天>津市芸濃町 ⑫アイナシ:<県天>鈴鹿市国府町 府南寺境内の落葉高木です。
三重県指定の文化財となっている地蔵大松は、所在地は南玉垣町ですが西玉垣町自治会が管理しています。太平洋戦争中、この地蔵大松は第二鈴鹿海軍航空基地の飛行場となっていたため、飛行機の離着陸に支障となり航空隊から伐採命令が出たが、飛行機の墜落や関係者の発病などで切れなかったという伝承が残っています。<玉垣郷土史 (平成26年発行)p.1072>
(参考:「三重県の文化財」(三重県教育委員会)、「鈴鹿市の文化財」(鈴鹿市教育委員会) <県天>は県指定天然記念物 )